日本の行事・習慣ガイド

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「かまくら」の雪での作り方はどうするの?

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雪が降り積もる時期、雪で大きなドームを作ろうとしたことはありませんか?

うまく雪を集められなかったり、人が入る部分をくりぬく際に崩れてしまったり、なかなか難しいかまくらの作り方。
こちらでは素手でもできるかまくらの作り方や、かまくらとはどのような目的で作られはじめたのか説明していきます。

 

かまくらはどう作るの?マイナスの気温の日しか作れない?

もっともメジャーなドーム型のかまくらの作り方は、雪に水分を含ませることがポイントです。

雪をとにかくスコップで集めて積み上げたら、時々水をかけ、作りたいかまくらの大きさまでこの作業を繰り返します。

ある程度の高さまでできたらスコップで表面を叩き、さらに一晩おくことでかまくらの強度を上げます。

翌日以降に中をくり抜く作業に取り掛かりますが、冬の寒い風を入りにくくするため入り口は狭く取りましょう。

同じ長さの枝などを入り口となる部分に目印として数か所刺し、かたどっていきます。
枝を刺した先が見えるまで掘り進めれば、壁の厚さを均一にできるのです。

入り口が掘れたらかまくらの内側を、人が入れる高さ・広さまで掘っていきます。
仕上げにかまくらの内側をスコップの背で滑らかに仕上げれば完成です。

スコップを使わずに素手で作っていく場合や、雪が大量に積もらない地域では、雪玉を作って重ねていけば簡単に雪が積み上げられます。

中をくり抜く際は、足で蹴るなどして削っていけばできます。ただし、スコップを用いる場合よりかは高さを出すのも限界がありますので、本格的に作りたい場合には何かしらの道具があった方がいいでしょう。

かまくら作りはマイナス気温でなくとも、よほど暖かくなければ作ることは可能です。

しかし、溶けたり固まったりを繰り返した雪を使うことを考えれば、すでに雪が硬いので作りづらいかもしれませんね。

 

かまくらの中で、ローソクを灯しても雪がとけないのはなぜ?

作ったかまくらの中で暖を取るためにローソクを灯したりしていても、かまくらがとけないのはなぜだかご存知ですか?

雪は水分と共に多くの空気も含んでおり、空気には熱を伝えにくい性質があるため、その空気を多く含んだ雪の壁には断熱効果があります。

その保温効果は発泡スチロールに匹敵するほどです。かまくらの中は温められた空気が循環し、狭い入り口は冷気が入ってくることを防いでいるため、かまくら内部は大変暖かい状態を維持することができます。

 

かまくらを作る風習があるのはどこ?目的は何?

そもそもかまくらとは、降雪地域に伝わる小正月の伝統行事のことで、雪で作った家の中に祭壇を設け、水神を祀ります。

中でも秋田県横手市では420~450年の歴史があり、祭りの期間中、市内にできる100個ほどのかまくらは圧巻です。

その昔、簡易水道や上水道がなかった時代、人々の1日の始まりは水を汲むことでした。

とくに横手地方では良質の井戸が少なかったため、飲料水、かんがい用水などをつかさどる神である水神に対する信仰が深かったとされています。

このかまくらの中に子供たちが入り、「水神様を拝んでください」といいながら、甘酒やお餅をふるまいます。

同じ秋田県を代表する行事のなまはげも子供の行事とされており、かまくらもなまはげも子供の行事です。

子供とは最も神に近く、神が容易に扱いやすい者だったと言われているからです。
横手の雪祭りでは、日が沈むころになると子供たちがかまくらの中で観光客などをもてなし、ちょっとした会話を楽しみます。

静かな雪の夜にぼんやりと灯るその光景は、幻想的で非日常を感じられるものです。
興味のある方は防寒対策をしっかりとしてから、足を運んでみてくださいね。

 

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