日本の行事・習慣ガイド

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お彼岸のお墓参りでのマナーはどうしたら良い?服装や必要な物とは?

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お彼岸といえば、真っ赤な彼岸花が咲き誇る秋の頃というイメージがありますよね。

実は、お彼岸は秋だけではなく、春にもあることはご存知でしたか?

お彼岸の由来とお墓参りをする理由、そのマナーについてご紹介します。

 

お彼岸にお墓参りをするのは何故?

お彼岸は、春分の日を中心とした前後3日間(春彼岸)と、秋分の日を中心とした前後3日間(秋彼岸)の年2回やってくる日本特有の仏教行事です。

春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈んでいきます。

西には極楽浄土があるといわれ、春分の日と秋分の日は、真西に沈む太陽を拝みながら遥か彼方の浄土を思う日となりました。

また、「彼岸」とは、正しくは「到彼岸(とうひがん)」といい、元々は仏教用語です。

私たちが生きる現世は苦しみ迷う「此岸(しがん)」であり、その苦しみから解き放たれた悟りの世界を「彼岸」といいます。

そして、その「彼岸」に到達するために行う「六波羅蜜行」という修行があります。

1、布施 (「ふせ」与えること)

2、持戒 (「じかい」規律を守ること)

3、忍辱 (「にんにく」耐え忍ぶこと)

4、精進 (「しょうじん」努力すること)

5、禅定 (「ぜんじょう」心を落ち着かせること)

6、智慧 (「ちえ」学ぶこと)

普段の生活の中で「六波羅蜜行」を意識して行っていけたなら、悟りの道は近づき、私たちの生活もより充実したものになるはずですが、日々奔走していると、なかなかそこまで思い至りません。

お彼岸は、そんな毎日の中で、せめてこの時期は浄土(彼岸)に心を寄せ、自分を見つめ直そう、という期間です。

ご先祖様を敬い、お墓参りをすることは、彼岸を思う行いの一つなのです。

 

お墓参りに行く時間帯に決まりはある?

春分の日と秋分の日は、地球の運行状態を観測しながら国立天文台が決定するため、毎年変動するのですが、春分の日と秋分の日を中日とするお彼岸の期間もその年ごとに違います。

2018年の春彼岸と秋彼岸は下記の通りです。

春彼岸…彼岸入り:3月18日、中日:3月21日(春分の日)、彼岸明け:3月24日

秋彼岸…彼岸入り:9月20日、中日:9月23日(秋分の日)、彼岸明け:9月26日

お墓参りはこの期間のいずれかに行きますが、中日が祝日だということもあり、彼岸入りから中日までに行く人が多いようです。

また、お墓参りの時間帯についてですが、一般的に午前中に行くのがいいといわれています。

それは、一日の中でまずお墓参りを優先することが、ご先祖様を敬う気持ちに通じるという考えがあるためです。

しかし、実は明確な決まりはなく、各々の都合の良い時間帯に行っても問題はありません。

ただ、あまり暗くなると掃除やご供物を供える際に不自由しますので、明るい日中がおすすめです。

霊園やお寺で管理している場合は、時間が決められていることもありますから、事前に確認してから行くといいでしょう。

 

お墓参りに服装などの決まりはある?

お彼岸のお墓参りの服装についてですが、特に決まりがあるわけではありません。

ご先祖様にご挨拶をする、という目的を考えれば、極端に露出の多い服や華美な服は控えた方がいいでしょう。

お墓に着いたらまず掃除をし、墓石を磨き上げ、それからお供え物をするので、動きやすい服装が適しているともいえます。

また、親戚で集まる場合は、普段着よりは平服が良いでしょう。平服とは、礼装ほどかしこまったものではありませんが、人前に出ても恥ずかしくないきちんとした格好のことです。

男性であれば黒やグレーのスーツ、女性であれば黒やグレーのワンピース、スーツなどが平服にあたります。

しかし、それぞれの家の雰囲気などがありますので、親戚の集まりにどんな服装で行ったらいいか迷った場合は、直接聞いてみるといいかもしれませんね。

お彼岸は、せわしない日常に追われる私たちが立ち止まり、祖先を思いながら自分の心を見つめる機会を与えてくれます。

墓前に手を合わせながら、魂と向き合う静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

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