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高御座の歴史や由来とは?

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最近ニュースで耳にする高御座とは何でしょうか。高御座の歴史や由来をご紹介します。

 

そもそも高御座とは?

高御座とは天皇がその位を象徴し儀式で使用する玉座のことです。

その由来とは、日本神話において天孫が天照大神の名を受けて現在の日本に旅立った時に、その時の住まいをモチーフに作られたことが由来のようです。

 

高御座の歴史は?

高御座の歴史は奈良時代に遡ることになり、現在のように天皇という存在が国のトップとして考えられるようになったのはこの時代からになります。
この奈良時代は現在の奈良県と京都が国の政治の中心として考えられていました。

疫病を防ぐために設立した大仏殿と同じようにトップである天皇にも象徴となる建物が必要になったのです。
そこで当時の建築家が総出で絢爛豪華に作り上げたのが高御座です。

 

建築当初は天皇の住まいという考えだけだったのですが、鳥羽天皇が即位した時に現在でも継承されている新しい枠組が作られることになります。

鳥羽天皇以前の高御座は天皇の住まいなので、血族や世話をする人だけが住まう場所であり、天皇の即位も前代が次の世代に継承する形で身内だけで粛々と行っていたのです。

 

しかし、鳥羽天皇の前代が急病で亡くなってしまったため、問題が起きたのです。

問題とは、次代として鳥羽天皇が即位したのですが、即位時の年齢が現在の小学生ぐらいの年齢であったために、とても政治ができる状態ではなかったのです。

 

それでは政治が滞ってしまい国のいく先に暗雲が立ち込めてしまうので、血族と世話をする人だけでなく、摂政という形で、この時初めて一大派閥だった藤原家が足を踏み入れることを許されたのです。

藤原家は、摂政として高御座で政治の中心の立ったことで、これまで身内で粛々と行っていた即位式を、大々的に国民に知らせる行事としてまつりあげることにしたのです。

 

その後、江戸時代末期まで国の中心として存在していたのですが、度重なる京都と奈良を中心とした内乱によって焼失し、大正時代に作り直されることになります。

現在は、京都御所内の紫宸殿に安置されていて、昭和天皇の即位の礼までは京都で実施されていたのですが、今上天皇(現天皇)の即位の礼は東京の皇居での実施に伴い、京都から東京へ搬送されました。

 

平成が終わるにあたり、新天皇の即位の礼も東京で実施されるため、平成30年9月26日京都から東京へ移送されました。

平成の次の元号も気になる中、一生に一度かもしれない大行事に立ち会い、歴史を感じてはいかがでしょうか。

 

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