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新元号はいつから?決め方・条件とは?

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2016年夏、天皇陛下が生前退位の意向を示されているとの報道がありました。

そして、2019年4月1日新元号「令和」が公表されました。

現在に至るまで様々なニュースを目にした人も多いと思いますが、約30年続いた平成の時代に幕を閉じ、新しい元号「令和」がはじまります。

そこで、新元号「令和」はいつからはじまるのかを見ていきましょう。

 

新元号「令和」はいつから?

2017年12月13日、政府は天皇陛下の退位日を2019年4月30日とし、皇太子様が翌日5月1日に新天皇に即位することを決定しました。

よって、新元号「令和」は2019年5月1日からになります。

 

政府は当初、「2018年12月下旬退位、2019年1月1日改元」と「2019年3月末退位、4月1日改元」の2案を検討していました。

元日に改元にした場合、官公庁や民間のシステム改修など国民生活への影響を抑えられるというメリットがあります。

 

しかし、年末年始には宮中行事が相次ぎ、2019年2月24日には天皇陛下在位30年の記念式典も開催予定であり、区切りが悪いことも考慮されました。

4月1日改元の案に対しても、前後の状況や、例を上げると先の選挙・統一地方選挙などを含め、総合的に勘案した結果5月1日に改元すると決定しました。

 

ちなみに、現在の法律ですと、、、基本的に天皇は終身制となっていますが、明治時代に皇室典範が作られるより前の改元は「珍しい亀が見つかった」「綺麗な雲があった」「災害があったので心機一転するため」等、様々な理由で行われていました。

 

長く使われた元号は?

今まで、元号は今回の「令和」も含め、200以上も使われてきており、1番長く続いたものは昭和(1926年~1989年)で64年間です。

次いで明治(1868年~1912年)の45年間、応永(1394年~1428年)の35年間、その次に平成(1989年~2019年)の30年間があげられます。

 

もっとも短いものですと、鎌倉時代の暦仁(りゃくにん)が1238年の11月23日から2か月後の翌年2月6日に終了しています。

また、元号が始まって2番目の白雉(はくち)と3番目の朱鳥(しゅちょう)の間の32年間、元号のない期間も存在しています。


2019年4月1日新元号「令和」を公表

天皇陛下が生前退位され改元するのは、119代光格天皇以来200年ぶりであり、憲政史上初めてのことなので、公表時期を慎重に検討してきました。

そして、新元号「令和」は2019年5月1日改元の1ヶ月前の2019年4月1日に公表されました。

 

天皇陛下の在位30年の記念式典が実施される、2019年2月24日の開催日以降の天皇陛下の公務に区切りがつく適切な時期です。

事前公表するのは、改元に伴う国民の混乱を避けるためで、様々なシステムにおいて「平成」が使われており、新元号へのシステム改修が1ヶ月程度かかるとされています。

 

当初、改元の半年前の改元公表を検討していましたが、公表すれば新元号への関心が集まり、現天皇陛下の権威が低下する懸念が強くなってきたため、可能な限り公表を遅らせることとしました。

 

不謹慎な話ではありますが、本来、新天皇の即位日は即位当日でないと確定しないとされています。

皇室典範第4条(天皇の崩御による御代替わり)による皇位継承があったときは失効することになっており、皇太子様が即位予定日よりも早く即位される可能性もあるのです。

 

新しい元号については、様々な憶測が飛び交っていますが、最近使われた「明治」「大正」「昭和」の3つの元号の漢字が使われる可能性はかなり低いです。

今までの傾向から見てみると、使用頻度の高い漢字1文字と使用頻度の低い漢字1文字を組み合わせて考えられています。

 

あなたの新元号予想はどのようなものでしたか?

明治時代から今日に至るまで、天皇の崩御によって改元が行われていたことから悲しみに包まれていましたが、今回の生前退位にあたり日本国民でお祝いすることが可能となりました。

2019年4月10日は、天皇陛下のご成婚60年を迎えられます。こちらも、特別なお祝いとなることでしょう。

 

また、天皇陛下の退位に伴い、改元日である5月1日は祝日になり、祝日に挟まれる日は休日となるため、2019年のゴールデンウイークは10連休となることが衆議院で可決されました。

この喜ばしい瞬間はとても楽しみですね。

関連記事:「新元号予想ランキング!あなたの元号予想は何でしょうか?」

 

元号に決め方はあるの?

それでは、元号の決め方はどのようになっているのでしょうか?

元号の決め方以外にも、元号の歴史や決める際の条件について詳しく説明していきます。

 

元号(げんごう)とは特定の年代の単位として用いられる称号のことです。

年号(ねんごう)と呼ばれることもあり、皇帝や王の即位に伴って改元され、その都度元年から数え直されます。

 

決め方は、まず内閣総理大臣に選ばれた有識者が2~5個の候補案を意味や典拠等の説明を添えて提出します。

それらを内閣官房長官が整理し、結果を内閣総理大臣に報告。

その後、内閣官房長官・内閣法制局長官らによる会議でさらに候補案が絞り込まれ、全閣僚会議において協議した結果、改元の政令の決定という形で決められます。

 

「平成」の元号以外に最終候補にあげられたものと、考案者をまとめました。

 

平成(へいせい):山本達郎(海洋史学者)

修文(しゅうぶん):目加田誠(古典中国文学者)

正化(せいか):宇野精一(国語学者)

 

平成には「内外や天地で平和が達成される」といった意味が込められています。

元号が平成になった決め手は、平成以外の2つの頭文字が以前の昭和と同じ「S」であるため、アルファベットの頭文字が同じものにならないように選ぶのが暗黙の了解となっています。

 

現在、天皇陛下が生前退位されることに注目が集まっていますが、明治時代に皇室典範が作られるまでこの考えは一般的でした。

最初の生前退位は女性の天皇であった皇極天皇が弟に地位を譲ったことです。

また、退位した天皇のことを上皇と呼び、出家した天皇のことを法皇と呼びます。

 

元号は災害や戦乱の際にも改変され、同じ天皇でありながら何度も違う元号になった時代もあります。

 

明治時代以降、天皇は一度天皇と認められると崩御するまでその地位であり続ける終身制となったため、今回の生前退位は119代光格天皇以来200年ぶりです。

連日ニュースで見かけるのはこのように稀な出来事であるからであり、私たちは大変貴重な瞬間に立ち会えると言えます。



決める条件は何?

明治時代以降、元号は元号法といった法律に基づいて定められています。

 

元号法

1 元号は、政令で定める。

2 元号は、皇位の継承があった場合に限り改める。

 

附則

1 この法律は、公布の日から施行する。

2 昭和の元号は、本則第一項の規定に基づき定められたものとする。

 

元号法は日本の法律においてもっとも短い条例とされています。

元号を決めるにはさらにいくつか条件が設けられ、それが下記のようになります。

 

中国・朝鮮・ベトナム等の年号、その帝王・皇后・苗字等および宮殿や土地の名称と異なること

この国の理想を象徴するにふさわしいものであること

読みやすく、書きやすいこと

漢字2文字であること

俗用されていないもの

 

つまり、今まで使われたことのない、普段使われていない漢字2文字ということです。

 

今まで元号に使われてきた漢字は72種類にもなり、もっとも多いのが「」で29回。

次いで「」「」の27回、「」が21回、「」が20回です。

 

日本の元号は、もともと中国の文化をまねたものでした。

そのため、過去に意図せず重複している元号も存在します。

 

中国に先行例があり日本が後から付けたものは26例。

日本に先行例があり中国が後から付けたものが6例あります。

 

このように江戸時代までは数多く重複していたので、皇室典範により明治時代から上記の条件が設けられました。

どんな新元号になるのか楽しみでもあり、元号が変わる瞬間に立ち会えるのも幸運なのかもしれません。

関連記事:「元号の由来は?初代天皇は誰?」

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