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五月病はなぜ起こる?予防方法は?6月病って何?

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春は出会いの季節ともいわれますが、入学や就職、異動など、慣れ親しんだ場所に別れを告げて、新しい環境へ飛び込むスタートの時期です。

緊張感に溢れながらも、初めて経験する出来事に新鮮さを感じることでしょう。

そんな期待と不安が入り交じった中を必死で駆け抜け、ようやく5月の大型連休を迎えたときには、ホッと一息つく心持ちかもしれません。

しかし、連休が明けてみると、どうもやる気が出ず、鬱々とした気持ちが抜けないことがあります。

もしかしたらそれは「五月病」かもしれません。

 

五月病はなぜ起こるの?

「五月病」は正式な医学用語ではなく、病院では「適応障害」や「うつ状態」などと診断されます。

5月の連休明けに無気力、抑うつ、不眠、焦燥感、食欲不振などの症状を訴える新入生や新社会人が増加することから、通称「五月病」と呼ばれるようになりました。

 

具体的には

・気分が冴えず、何もやる気が出ない

・朝に起きられない、夜に寝つけない、夜中に何度も目が覚める

・食欲が出ず、食事を楽しめない

・頭が重くぼんやりする

などの症状を医師に訴える人が多いようです。

 

変化はストレスを生み出します。

ストレスは必ずしも悪いものではなく、適度であれば人生にハリを与えてくれますが、過度になると疲労が蓄積し、心身ともにパフォーマンスが低下してしまいます。

生活パターン、人間関係、仕事や学業と、様々な変化に追われながら新しい環境に適応していかなければならない新入生や新社会人は、慣れるために必死で、つい自分の許容量を超えて活動してしまいがちです。

その反動が、ふっと緊張の糸が切れたと同時に押し寄せてくるのでしょう。




五月病の予防方法は?

では、五月病を予防するためにはどうすれば良いのでしょうか。その対策をまとめました。

 

1、睡眠をしっかりとる

睡眠は、脳の疲労を解消する唯一の方法といわれています。近年の研究では、疲れの原因は脳の自律神経に負荷がかかるためだということがわかってきました。

睡眠中は自律神経を休ませることができます。質の良い睡眠をとるために、睡眠の一時間前までに38~40度のお湯に浸かって血行を促進し、寝る直前までパソコンやテレビ、スマートフォンのブルーライトを浴びないなどの工夫をしましょう。

 

2、適度な運動をする

アクティブレストと呼ばれる疲労回復法があります。これは、軽く運動をすることで血流を良くし、疲労の原因物質を排出するといわれている方法で、日本語では「積極的休養」といいます。

ただし、激しい運動はかえってストレスを溜める原因となりますので、ウォーキングやストレッチなどの軽いものを10~15分程度するようにしましょう。

 

3、食事をきちんととる

偏食や不規則な食生活は、感情をコントロールする「セロトニン」という神経伝達物質の不足など、脳内の栄養不足につながります。

豚肉、牛乳、卵は、神経伝達物質の合成を助けてくれるトリプトファンやフェニルアラニンを多く含んでいます。

また、抗酸化作用のあるビタミンCや、イミダゾールジペプチドという脳の中で作用しやすい成分を食事でとるようにしましょう。ビタミンCはキャベツやトマトなどに多く含まれ、イミダゾールジペプチドは鶏の胸肉や豚ロース、カツオなどに多く含まれます。

 

4、辛くなったら誰かに悩みを聞いてもらう

一人で悩みを抱えていると、どんどん深みにはまっていくことがあります。信頼できる人に話を聞いてもらうことはストレス解消につながり、気持ちが楽になります。

また、学生であれば学生相談室を利用する、社会人であれば産業医に話を聞いてもらうなど、心理的なサポートを受けるのも一つの方法です。

 

5、頑張りすぎない

辛いと感じたら、まずは休みましょう。新しい環境では出来ないことがあって当たり前です。早く馴染みたい、仕事を覚えたいと焦ってしまいがちですが、あまり自分のペースを乱しすぎると心身ともに疲弊してしまいます。少しずつ慣れていく気持ちで、一歩一歩進んでいきましょう。

 

6月病って何?

五月病は一般に浸透していますが、最近は「6月病」なる言葉も見聞きするようになりました。

4月から続いてきたストレスを上手く発散できずに、長い間ため込んでしまった結果、6月病となります。5月病がより慢性化した状態ともいえるでしょう。

 

昨今の新社会人は4月から5月に新人研修があり、6月から実際の仕事にとりかかるため、そこで初めて本格的な仕事の悩みに直面することになります。

また、6月は祝日がないことに加え、じめじめとした天候が続き気分も沈みがちです。

 

これらの理由から、6月に心身の不調を訴える人が増えているのです。

いずれにしても、五月病であれ、6月病であれ、重症化しないように早めに対処していく必要があります。

 

まずは休日にゆっくりと休み、生活習慣を整えるなど自分の出来る範囲で対応し、それでも症状が長引くようなら、我慢せずに早めに医療機関に相談しましょう。

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