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彼岸花っていつ頃咲くの?不吉な花なの?花言葉は?

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秋の花として知られ、曼殊沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる彼岸花ですが、あまりこの花にはいい話を聞かない人も多いのではないでしょうか。

こちらでは、そんな彼岸花の咲く時期や好まれないとされる理由、花言葉などを詳しく説明していきます。

彼岸花に持たれるマイナスイメージの裏には、様々な物語が隠されていました。

 

彼岸花っていつ頃咲くの?

彼岸花は別名「リコリス」「曼殊沙華」とも呼ばれる、複数年にわたって生存し続ける植物です。

夏の終わりから秋の初めにかけて突然、枝も葉もない状態で地上にあらわれ、9月中旬に赤い花をつけます。

花が咲いた後に葉が生えてきて、冬を過ぎて春になると枯れます。

そして、地面の中に球根を残したまま、また秋までじっと待ち続けるのです。

開花の期間は一週間ほどで、彼岸の時期に咲くことから彼岸花と呼ばれており、そもそもは中国から稲作と同時期に伝わってきました。

また、彼岸花は古い歴史があると共に、いつ頃からか別名が1000個以上もあります。

これは、彼岸花が有毒植物であることや枝や葉がない独特な花の姿、開花時期が彼岸の時期にあたり死を連想させることなどが由来しています。

彼岸花の別名をいくつかまとめたものが以下の通りです。

 

・毒性に由来した別名

彼岸花は毒を持っており、経口摂取をすると中毒を引き起こします。

しかし、この毒は水にさらして除去することで救荒食にもなることから、子供たちが近づかないためにあえて名付けられたと考えられています。

痺れ花

毒花

 

・花の姿に由来した名前

花が咲くころに葉は出ず、葉が出たころに花が枯れているという意味が込められたものと、咲いた花の姿が狐火のようだという意味の別名です。

葉見ず花見ず

狐花

 

・開花時期に由来した別名

彼岸の時期に咲くことや、モグラやネズミなどの土を掘る小動物が墓を掘り返さないよう守るために、墓地に植えられることが多かったためについた別名です。

地獄花

死人花

 

彼岸花は赤い花が一般的ですが、白や黄色、ピンクなどの花によっても違った呼び方があり、さらには地域によっても呼び方が異なります。

あなたの知っている彼岸花の別名はどのようなものですか?

 

彼岸花は不吉な花なの?

前述したように彼岸花の開花時期がお彼岸に重なることと、彼岸花のもつ毒性が「死」を連想させることが、不吉な花だと言われる理由です。

毒を持つ植物には花・葉・茎・根とそれぞれ毒のある部分が異なりますが、彼岸花はどの部分にも毒を持っています。

このような植物を全草有毒(ぜんそうゆうどく)といい、彼岸花はとくに鱗茎(りんけい)と呼ばれる球根部分がもっとも多くの毒を含んでいます。

全草有毒植物だからといって触れただけで毒性があるわけではなく、彼岸花を経口摂取することによりアルカロイドという毒が嘔吐や下痢、呼吸困難などを引き起こします。

彼岸花は水にさらして毒を抜けば、質のいいでんぷんとして食糧難の時代には食料として重宝されていました。

そこで子供がいたずらをしないよう遠ざけるために、あえて不吉なイメージを植え付けられてきたと考えられます。

 

彼岸花の花言葉は?

花の色、見た目、香りなどに基づいてつけられる花言葉。

彼岸花の色によっても多少違いはありますが、代表的な花言葉をあげると以下の通りです。

 

・悲しい思いで

・独立

・また会う日を楽しみに

・思うのはあなた一人

・情熱

・再会

 

どこか哀愁漂う花言葉が多く、やはりそれは彼岸花の見た目が大きく影響しています。

ご紹介したように誤解されやすい彼岸花ですが、その昔私たちの命を守るために食料とされてみたり、墓守と活用されたりと大いに役立ちました。

花言葉を見てみても健気で一途なイメージがあり、彼岸花が不吉な花だという印象から少し変わったのではないでしょうか。

 

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