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エビフライの尻尾はなぜ切れているの? 汚いの?

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エビフライの尻尾はなぜ切れているの? 汚いの?

エビフライを食べる時、尻尾が短く切れていることに気付いたことはありませんか?

また、エビフライの尻尾には様々な噂がありますね。

毒が入っている、ゴキブリと同じ成分である、発がん性物質が含まれているなど。

今回は、噂の真相やエビフライの尻尾が切れている理由について迫っていきます。

 

エビフライの尻尾はなぜ切れているの?

家庭でエビフライに使われるエビといえば、バナメイエビやブラックタイガーといった価格の安い少し小型のエビです。

身はプリプリとした食感で、サクサクの衣にソースをかけて食べるエビフライが好きな方も多いのではないでしょうか。

これらのエビは、生きている状態では背中が丸まり、尻尾も細長くまとまっている状態が一般ですが、エビフライに調理されているとまっすぐに伸び、尻尾も切れています。

どうしてこのようになっているのか、疑問に思ったことはありませんか?

まっすぐに背中を伸ばす理由は、加熱をすると丸まってしまうエビの形を仕上がり良くするためです。

身の腹側に数か所切れ目を入れたあと背中のほうに軽く曲げることで、揚げたあともまっすぐな状態でいられます。

尻尾が切れている理由は、尻尾に含まれる水分が揚げたときに油跳ねの原因になるため処理しているからで、尻尾の先のとがった部分を少し切り落とし、包丁などで尻尾の中の水分をしごいて押し出します。

この部分は袋状になっているため中に汚れた水分が溜まりやすく、そのまま調理して食べると不衛生です。

これが「毒がある」と勘違いされて広まっていったと考えられています。

その他の噂については、尻尾に含まれる栄養の説明と一緒に後述していきます。

 

他にもエビフライの尻尾を切る理由は、短く切ることで口の中のケガをしないようにできるからでもあります。

背ワタをとることも忘れずに行いましょう。そうすることで生臭さが抜けます。

エビを使った料理は下処理が手間ですが、しっかり行って、美味しいエビフライ料理を作りましょう。

 

そもそも、尻尾は食べる価値があるの?

エビには良質なたんぱく質が豊富に含まれ、低脂肪であることからダイエットに適した食材として愛されています。

エビの主な栄養は以下の通りです。

ビタミンE:老化防止、生活習慣病の予防や改善

タウリン:肝機能強化

アスタキサンチン:眼精疲労の改善、動脈硬化の予防

キチン:肥満予防、免疫力アップ

とくに、エビの尻尾にはキチンが多く、これはエビの殻やカニの殻などにも含まれています。

体内の有害物質を吸着し、体の外に排出する働きがあり大変有用な栄養ですので、食べずに捨てるにはもったいない部位です。

しかし、殻や尻尾ごと食べるのはなかなか難しいので、出汁にして摂取するのがおすすめです。

また、アスタキサンチンは、上記の効能の他に強い抗酸化作用があり、これは紫外線による老化を防ぎやすくなるとして、中高年の化粧品に使われていることが多いようです。

 

エビの消費大国とまで言われるほどエビ好きな日本人ですが、こういった甲殻類が原因でアレルギーを引き起こす人もいます。

甲殻類アレルギーの人は、これらの成分を使ったサプリや化粧品でも異常を感じることがあるため注意が必要です。

ゴキブリと同じ成分であることや、発がん性物質を含むとされる噂ですが、ゴキブリや昆虫もエビ同様にキチンを含んでいるため、それがこのような噂に繋がっているようです。

発がん性物質に関しては、フライなどの長時間揚げる料理は揚げていない食べ物よりも発がん性物質が増加する、という意味がもととなっています。

エビフライ自体が健康に悪影響を与えるものではないので、前述したように下処理をしっかりと行い、美味しいエビフライを楽しんではいかがでしょうか。

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