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「ひのえうま」っていつ?どういう意味?「五黄の寅」との違いは?

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丙午(ひのえうま)というものを耳にしたことはありますか?

また、同じような言葉で、五黄の寅(ごうのとら)とはご存知でしょうか。

 

近年では、あまり重要視されることは無くなりましたが、ひのえうまは一昔前、人口統計上出生率にまで影響したことがあるほどです。

どちらも、干支と女性に関係した俗説があるのですが、初めて聞いたという方や、聞いたことはあるけれどよく知らない方のために、今回はこれらについて詳しく説明していきます。

 

「ひのえうま」っていつ?どういう意味?

ひのえうまとは干支のひとつです。

干支と言えば私たちの生まれ年として馴染みのある十二支ですが、それとは少し違い、干支は60種類からなります。

 

まずは、これらを見ていきましょう。

十二支は、古代中国から伝わってきた古代思想で、ご存知の通り12種類あり、以下の動物からなります。

 

子(ね) 丑(うし) 寅(とら) 卯(う)

辰(たつ) 巳(み) 午(うま) 未(ひつじ) 

申(さる) 酉(とり) 戌(いぬ) 亥(い)

 

そして、干支とはこの十二支に加えて十干(じっかん)を組み合わせたもので、こちらも古代中国から伝わりました。

十干には、次の10個が2つで1つのセットとなっていて、兄(え)と弟(と)を意味しています。

 

甲(きのえ) 乙(きのと)

丙(ひのえ) 丁(ひのと)

戊(ちのえ) 己(ちのと)

庚(ちのえ) 辛(かのと)

壬(みずのえ)癸(みずのと)

 

干支は漢字からもわかるように、十干の「干」と十二支の「支」を合わせています。

十二支と十干を順に組み合わせていくと60通りにもなり、ひのえうまは43番目です。

 

12年ごとにくる十二支では12年前と同じでも、違う十干との組み合わせとなるため干支は変わってきます。

そのため、ひのえうまがくるのは60年に1度です。

 

2019年現在、最後のひのえうまは1966年(昭和41年)ですが、冒頭にもお話したように、この年は人口統計上25%も出生率が低下し、1966年に生まれた学年の人は、他の学年よりも1.2クラス少なくなるといった現象が日本全国で見られました。

これは、「丙午の女の子は縁起が悪い」、という迷信があったことに由来しています。

 

中国には干支を使った占いがあり、五行と呼ばれる「木火土金水」に干支をそれぞれ当てはめたときに、丙(ひのえ)と午(うま)が両方とも火に当たることから、丙午は「火災が多く災いの年である」と恐れられていました。

この考えが日本にも伝わり、丙午の女性は気性が荒く夫を食い殺すとの俗説が広まったため、1966年の出生率低下につながったと考えられています。

 

次回のひのえうまはいつ?

前回は1966年で、ひのえうまは60年に1度回ってくるため、次回は2026年になります。

 



 

五黄の寅(ごうのとら)との違いは?

日本では、九星気学(きゅうせいきがく)として占いに用いられているもののひとつで、こちらも中国から伝わりました。

十二支と九星を組み合わせて作られた民間信仰です。

九星気学は以下の9つと十二支を組み合わせ、36通りからなります。

 

一白水星(いっぱくすいせい)

二黒土星(じこくどせい)

三碧木星(さんぺきもくせい)

四緑木星(しりょくもくせい)

五黄土星(ごおうどせい)

六白水星(ろっぱくすいせい)

七赤金星(しちせききんせい)

八白土星(はっぱくどせい)

九紫火星(きゅうしかせい)

 

 

五黄の寅は、五黄土星の「粘り強さと不屈の精神力をもつ強い運勢」と、寅年の「強い信念と正義感、負けず嫌いで高い行動力」といった意味を兼ね備えた最強の年であると考えられています。

そんな五黄の寅に生まれた女性は、あまりに強すぎることから、夫の寿命を縮めるとさえ言われ忌み嫌われていました。

 

今でこそ、男女平等な世の中になってきましたが、女性が男性より前に出ることが好まれなかった昔の時代では、丙午も五黄の寅に生まれた女性も疎まれていたのです。

結局のところ、どちらも迷信ですが、五黄の寅に生まれた芸能人などを調べてみると、いかにも気が強そうな方が多いようですね。

五黄の寅に生まれた芸能人

・和田アキコ

・イモトアヤコ

・沢尻エリカ

・北川景子

・比嘉愛未

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