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畳は種類によってサイズが違うの?何種類あるの?

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畳は和室に敷かれる床材であり、その独特な香りで私たちの心を癒してくれますよね。

断熱性や吸放湿性に優れ、湿気が多く四季がはっきりと分かれている日本の住居には必要不可欠なものです。

日本伝統のインテリアとして、今や世界中の人々からも愛されている畳ですが、様々な種類があり、それに伴いサイズも少しずつ違います。

それでは詳しくみていきましょう。

 

なぜ、畳は何種類もありサイズが違うの?

畳の種類は大きく分けて4種類あり、寸法も各々違っています。

 

京間  (縦 191.0cm× 横 95.5cm)×6帖=10.9443平米

中京間 (縦 182.0cm× 横 91.0cm)×6帖=9.9372平米

江戸間 (縦 176.0cm× 横 87.8cm)×6帖=9.2716平米

団地間 (縦 170.0cm× 横 85.0cm)×6帖=8.67平米

京間>中京間>江戸間>団地間

 

畳の由来、起源は?

日本の文化は中国から伝わったものが多い中、畳は日本由来のものです。

現在存在する最も古い畳は奈良時代の畳で、奈良東大寺の正倉院に保管されています。

そもそも畳の原型が生まれたのは石器時代です。

当時は、植物の皮や布を編み込んだ敷物だったのですが、平安時代になってから木の板を芯にし、いぐさの茎などと麻糸とで織ったござを巻く分厚い畳のスタイルに進化しました。

畳は高級品として扱われており天皇や公家が寝転ぶときのベッドやクッションとして持ち運んで使っていましたが、室町時代に書院造が生まれ畳敷きに変わったことから畳の厚さは徐々に薄くなります。

安土桃山時代には茶道が発達し、武士や大商人も畳を使うようになります。

しかし、畳のサイズによって格式があり、宮中では大き目の畳が使われ、武士や商人はこれよりも少し小さめのものを使用していました。

これが現在の「京間」の原型です。

さらに、江戸時代になると一般の商家や農家でも畳が使われはじめます。

畳のサイズを元に柱を設置し、部屋の大きさを決めていく、畳割りといった建築方法が一般的な京都(現在の近畿地方)とは違い、江戸時代には柱と柱の間の長さに畳を合わせる柱割りと呼ばれる建築方法が主流になりました。

これにより、京間よりも小さめな「江戸間」が誕生します。

他にも江戸間と京間の中間の大きさである「中京間」、公営住宅やアパートなどで用いられる「公団間」というサイズの2つを含めた4種類の畳が現在の主流です。

公団間は高度経済成長期の集合住宅の発展により普及し、新しく作られた畳のサイズです。

 

畳の使われ方は地域によって違うの?

最も大きい京間と最も小さい団地間とでは、畳2枚近くの大きさも差があり、京間の6畳と団地間の8畳はほとんど同じ大きさだと考えられます。

一番大きいサイズの京間は、主に西日本の関西・中国・四国・九州で使用しており、中京間は主に愛知・岐阜・三重で多く使用されています。

江戸間は北海道から関東までの東日本エリアの大部分で使用していますが、地域の差による畳の大きさはあくまでも傾向があるというだけで、決まりは存在しません。

畳屋は部屋の設計図面を基に畳を作るため、どの規格とも合わない大きさの畳もあり得ます。

たとえば、角に出っ張りのある間取りでしたら、オーダーメイドの畳を作るのです。

注意したいのが、畳の大きさは地域によって傾向があり、決まりではないために賃貸に住む場合は要注意です。しっかりと不動産業者に畳の種類や部屋の大きさを確認しておかないと、思っていたよりも部屋が狭くて家具が置ききれないことになりかねません。

また、ご紹介した畳の種類以外にもライフスタイルやニーズに合わせ、赤ちゃんのためにクッション性を持たせた畳や、ペットがいる家庭でも汚れが目立ちにくいように樹脂加工されたもの、畳のふちに可愛いデザインを入れたものなどバリエーションは増えてきています。

畳は今も日々進化し続けているので、生活様式にあった自分らしい畳をオーダーするのもオシャレなのかもしれませんね。

 

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