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用紙のサイズにa判とb判があるのはなぜ?写真のサイズは?

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紙を印刷する際に見かける、a判とb判の用紙サイズ。

なぜこのように大きさの規格があるのか疑問に思ったことはありませんか?

馴染みのないものでは大きさがピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

a判、b判が出来た由来はどのようなものか、写真のサイズについても合わせて説明していきます。

 

用紙のサイズにa      判とb判があるのはなぜ?

そもそもa判とb判の2つの規格が出来たのは、1929年(昭和4年)ドイツの工業規格であるa判を日本工業規格に導入したのが始まりです。

19世紀末ドイツの物理学者オズワルドによって提案されたドイツの規格で、 面積が1平方メートルの「ルート長方形」をA0としました。

 

「ルート長方形」とは縦横比率が「白銀比」と呼ばれる「縦:横=1:√2」となっており、 どこまで半分にしても縦横の比が変わらない、同じ形、相似形の長方形です。

古来より美しい比の形として好まれてきたため、それをそのまま日本でも使っています。

 

そして、そのときもうひとつ制定されたのがb判です。

b判は日本独自の規格で、当時日本で流通している書籍や紙製品には大きく分けて2つのサイズが使われていました。

 

1つは明治初期にアメリカから輸入された紙に由来するサイズのa判にほぼ等しい大きさで、もう1つは美濃和紙という日本で古くから使われている紙のサイズです。

美濃和紙とは、奈良時代に広まった現在の岐阜県で作られ始めた縁起の良い紙です。

 

というのも、関ヶ原の合戦の際に徳川家康が采配を美濃和紙の職人に作らせ、その采配で戦いに勝利したため縁起の良い紙となり、美濃和紙は江戸幕府御用になりました。

美濃和紙が多く普及され始め、b判はこれをもとに面積が1.5平方メートルの「ルート長方形」をB0サイズとし、a判と同時期に制定されます。

 

このようにして、現在使われている用紙のサイズがa判とb判の2つになったのです。

また、日本では長い間B4とB5が公文書に使われてきましたが、1990年代に世界規格に合わせてA3やA4に変更されていきました。

 

学校で使うノートの大きさはB5が主流なのに対し、テスト用紙やプリント用紙はA4が多いのはこのあたりの名残があるようです。

 

写真のサイズはどうなっている?

写真の用紙サイズは、時代やカメラ、プリンタの発展に合わせて新しいサイズが出来たり、古いサイズが無くなったりしており、現在大きく分けると3つに分類されます。

 

1.モノクロ手焼き時代からの旧来のサイズ

2.普及タイプのサービスサイズが変化したサイズ

3.家庭用インクジェットプリンタの登場により一般的になったサイズ

 

1の写真サイズはキャビネ、六切、四切、半切など全紙サイズ(旧来の原紙写真サイズで横457mm×縦560mm)の用紙をいくつに切ったかに由来しており、大伸ばしプリントサイズとして認知されています。

 

2は一般的にL判、Lサイズなどと呼ばれ、写真印刷の初期の頃にあったAサイズ(64mm×89mm)、Bサイズ(89mm×89mm)、Cサイズ(69mm×89mm)の3種類が後に、より大きな写真を求めるユーザーに対応するため改変されていったものです。

現在では、コンビニのプリンタや写真屋さんで現像を頼むときなど、写真サイズとしてもっともポピュラーな大きさとして使用されています。

 

3はデジタルカメラや自宅インクジェットプリンタの登場以降、自宅で写真をプリントするというトレンドが新たに誕生したことから生まれた写真サイズで、インクジェットプリンタはコピーなど、オフィスのドキュメント用途として先行普及したため、A判サイズのプリントなどがベースとなっています。

近いサイズとしては選挙ポスターのサイズが想像しやすいでしょうか。

 

用紙の大きさと違い、様々なニーズによって改変され続けていった写真の大きさは、今後も新しい規格が出来ていく可能性があるかもしれませんね。

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